農薬の危険性
農薬は本当に体に悪いのか?
有機野菜は安心であるといわれますが、それでは、農薬や化学肥料はどのように危険なのでしょうか?
『なんとなく体に悪い?』『癌になる?』など様々な知識があるとは思います。
ここでは、農薬の危険性に関する考え方をご紹介いたします。
現在日本では、『農薬取締法』などによって、使用できる農薬や、濃度などが細かく規定されています。
ですので、野菜を食べてすぐに死んだということはありません。(事故以外に)
ただし、農薬は蓄積し、子供などにも悪影響を与えるという考え方がありますので、無視はできません。
実際に残留農薬はどの程度野菜に含まれているのか?
下記は厚生労働省がまとめたもので、抜き取り調査を行い、残留農薬について確認したものです。
農薬の食品残留全国実態調査の結果(平成13年度および6年度調査のまとめ:厚生労働省)
(1)全国自治体や検疫所の協力により、531,765件を検査した結果、農薬が検出されたのは2,676件(0.50%)で、このうち残留基準値を超えたのは29件(0.01%)であった(平成13年度)
(2)平成6年度には国産品87,244件、輸入品83,777件について残留農薬の検査を行った結果、当時残留基準のある農薬(108農薬)の検査件数は国産61,834件、輸入55,293件のうち検出率は国産0.68%と輸入1.22%だった。基準を超過した件数は国産20件と輸入5件で検出率はそれぞれ0.03%と0.01%だった。
(3)当時、残留基準のない農薬の検査件数は国産25,410件、輸入28,484件で、検出したのは国産105件(検出率0.41%)、輸入121件(検出率0.43%)だった。
上記のデータから言えることは、基準値を上回る農薬の残留は0.03%で非常に低いものといえます。
(もっとも基準値を上回る野菜が流通しているう事実は認められたことになりますが。。。)
ちなみに農薬の基準値は、アメリカよりも非常に厳しく、ヨーロッパ諸国よりも甘いといわれています。
はたしてどれが正しいのかはわかりません。高濃度の農薬はすぐに人体に悪影響を与えますが、少ない濃度は、世代を超えて蓄積されるとも言われていますが、すぐに死ぬようなものではありません。
アメリカの基準が弱いから、アメリカの平均寿命が低いかといえばそうではないでしょうし、逆にヨーロッパは日本より長いかといえばそうとも言えません。(もちろん、農薬が死因を左右するものではないのですが)
しかし、ヨーロッパでは農薬の種類によっては日本よりも数百倍厳しい基準値を設けていたりします。これは、人体に影響があるからそのように規定しているのでしょう。
そうなると、やはり日本の基準には若干の不安が残ります。